メドピアは12万人以上の医師が登録する医師専用コミュニティサイト「MedPeer」を中核に、製薬・医療機関向け支援サービスを展開するヘルステック企業。2004年に医師でもある石見陽氏らが創業し、東証プライム上場企業として成長してきたが、2025年に創業者主導のMBOを実施し同年10月に上場廃止、非公開会社として第二創業期に入っている。
12万人以上の医師が登録する医師専用のSNS「MedPeer」を運営し、医師同士が症例や薬について情報交換できる場を提供している。あわせて、製薬会社や病院・クリニックに向けて、医師に自社の薬や取り組みを知ってもらうためのマーケティング支援なども行っている。
医師には無料でコミュニティ・情報提供サービスを提供し、製薬会社・医療機器メーカー・医療機関などの法人顧客からマーケティング支援やアンケート調査、販促支援等の対価として収益を得るBtoBtoCに近いモデル。医師の集合知(臨床知見の集約)を軸に、法人向けソリューションを展開している。
医師専用会員制コミュニティとしては国内最大級とされ、同様に医療従事者向けプラットフォームを展開する株式会社エムスリー(M3)やケアネットなどと競合する。エムスリーが医師向け情報提供・MR活動支援で圧倒的なシェアを持つのに対し、メドピアは「集合知」を軸にした医師同士のナレッジ共有や、地方創生・医療機関の経営支援など周辺領域への展開を特徴としている。
生成AIを活用した集合知の活用強化、医療機関支援プラットフォーム事業の拡大、非公開化後の『第二創業期』として意思決定のスピードアップや新規事業への投資が期待される。2025年5月からは出社回帰(原則週3日以上出社推奨)を進めており、対面でのコミュニケーションを重視する組織運営への転換も進行中。
ミッションは「医師を支援すること、そして患者を救うこと」。ビジョンは「集合知により医療を再発明する」であり、医学的エビデンスだけでは解決できない医療課題を、医師個々の臨床知(集合知)とテクノロジーの組み合わせで解決することを目指している。
医療・ヘルスケア領域への強い関心と課題意識を持ち、プロダクトを形にして価値を届けることにこだわれる人物が求められる。第二創業期として意思決定のスピードや対面でのコミュニケーション、変化への適応力を重視する社風がうかがえ、自律的に動きながらチームで成果を出せる人材が評価されやすいとみられる。