株式会社アイスタイル(istyle)は、化粧品口コミサイト「@cosme」を核に、EC・リアル店舗・広告マーケティング支援・海外事業などを展開する美容領域のプラットフォーム企業。1999年設立、東証プライム上場(証券コード3660)で、@cosmeは月間で日本の女性人口の3分の1以上が利用する国内最大級の美容メディアに成長している。2022年にはAmazonジャパン・三井物産と資本業務提携を締結し、事業基盤の強化を進めている。
化粧品・コスメの口コミサイト「@cosme(アットコスメ)」を作っている会社です。使った人のレビューを見て化粧品を選べるサイトで、日本の女性の3人に1人以上が使うほど有名。コスメを実際に買えるお店「@cosme STORE」やネット通販「@cosme SHOPPING」も運営し、化粧品メーカーの広告や販売も手伝っています。
一般消費者(生活者)向けには口コミ・レビュー閲覧やEC・店舗での購買体験を無料〜有料で提供し、化粧品メーカー・ブランド向けには広告掲載、マーケティングリサーチ、販促支援などを有償で提供するBtoC×BtoBのハイブリッド型プラットフォームビジネス。長年蓄積された口コミ(UGC)データとアクセス数を武器に広告・マーケティング収入を得る構造が収益の柱となっている。
化粧品口コミ・レビュー分野の先駆けであり国内最大級のシェアを持つ。競合にはLIPS(AppBrew)や楽天・Amazon等のECプラットフォームの美容カテゴリがあるが、@cosmeは20年以上の運営実績と口コミ資産、「@cosmeベストコスメアワード」等のブランド認知で強固なポジションを築いている。2022年のAmazonジャパン・三井物産との資本業務提携により、EC・物流面での連携も強化している。
有価証券報告書では、(1)@cosmeを軸としたプラットフォームの深化とデータ活用の拡大、(2)化粧品領域からインナーケア・アンチエイジングなど周辺美容市場への事業拡張、(3)地政学リスクの影響を受けたアジア事業の収益性重視での再構築、(4)人的資本経営や多様性推進を含む経営基盤強化、の4点を重点施策として掲げている。
自社を「MARKET DESIGN COMPANY」と定義し、ビジョンとして「生活者中心の市場の創造」、ミッションとして「Beautyの世界をアップデートしながら、多くの人を幸せにしよう」を掲げる。行動指針として imagination・intelligence・innovation・inspire・infinity・interesting など「i」から始まる言葉で構成される「7i」を掲げ、社会の多様性を受け入れ全員が主体者として協働する「共創の精神」を重視している。
公式に明文化された選考基準の詳細は限定的だが、掲げるバリュー(共創の精神・7iの行動指針)から、変化の速い美容業界の中で自ら学び行動し、多様な立場のステークホルダー(生活者・ブランド・パートナー企業)と協働しながら新しい価値を生み出せる人材が求められていると考えられる。