株式会社インフォマートは1998年設立、東証プライム上場のBtoBプラットフォーム企業で、受発注・規格書・請求書などの商取引をクラウド(SaaS)で電子化するサービスを提供している。外食・中食産業向けの受発注・規格書サービスで高いシェアを持ち、近年はインボイス制度・電子帳簿保存法対応の需要拡大を追い風に請求書サービスを中心に建設業界など他業界へも展開を広げている。
企業同士のやり取りをインターネット上で電子化するサービス「BtoBプラットフォーム」を提供する会社です。注文書のやり取りを電子化する「TRADE」、商品の規格書を管理する「規格書」、請求書をデータでやり取りできる「請求書」などをクラウド(インターネット経由で使えるサービス)で提供。特に飲食店や食品卸の業界で強く使われていて、最近は建設業など他の業界にも広がっています。
買い手企業・売り手企業の双方がプラットフォームに参加するマルチサイド型のビジネスモデルで、月額利用料・基本料に加えて取引量に応じた従量課金を組み合わせたSaaSモデルを採用している。請求書サービスは115万社以上(複数の自社発表資料時点)が利用し、年間流通金額は62兆円を超える規模に成長している。
BtoB受発注・請求書電子化分野の草分け的存在であり、特に外食産業向けの受発注・規格書サービスでは業界内で高いシェアを持つ。請求書電子化領域ではTOKIUM、楽楽明細、freeeなど多数のプレイヤーが参入し競争が激化しているが、フード業界に根差した規格書サービスとのセット提案や長年の取引先ネットワークが差別化要因となっている。
インボイス制度・電子帳簿保存法対応をきっかけとしたバックオフィスDX需要の取り込みを重点領域とし、請求書サービスの機能拡充(PDF送信機能など)を進めている。また従来強みを持つフード業界に加え、建設業界向けなど新業界への横展開を強化しており、新規事業開発・カスタマーサクセス・法人営業の各部門で人員拡大が見込まれる。
「BtoBプラットフォーム」を通じて日本企業間の商取引全体をデジタル化し、生産性向上とコスト削減を実現することを掲げている。2025年には代表取締役を2名体制に拡充し、SaaS業界の急速な変化に対応しながら経営基盤を強化し企業価値向上を目指す方針を示している。
SaaS業界特有のスピード感や環境変化に対応できる適応力、法人営業やプロダクト開発における成長意欲の高い人材を求める傾向がある。社員クチコミでは成果主義と体育会系的な社風が併存していると評されており、目標達成に向けた行動力・主体性を評価する選考が行われているとみられる。