株式会社エニグモは2004年設立、東証プライム上場(証券コード3665)のIT企業で、世界185カ国の個人バイヤー(パーソナルショッパー)と購入者をつなぐ海外ファッションのCtoCマーケットプレイス「BUYMA(バイマ)」を主力事業とする。在庫を持たずに世界中の商品を扱えるプラットフォームモデルが特徴で、旅行サービス「BUYMA TRAVEL」やライフスタイルメディア「STYLE HAUS」も展開している。
世界中に住む個人(パーソナルショッパー)が現地で買った海外ブランドの服やバッグを、日本のユーザーが購入できるショッピングサイト「BUYMA(バイマ)」を運営。会社が在庫を持たず、個人同士が売り買いする仕組みが特徴。ほかに旅行予約サービス「BUYMA TRAVEL」やファッション情報サイト「STYLE HAUS」も手がける。
購入者とパーソナルショッパー(買い付けを行う個人)をつなぐプラットフォームとして、取引双方から手数料を得るCtoC型のビジネスモデル。購入者からはアイテム代金の約5%(+オプション手数料)、パーソナルショッパーからはステータスに応じて5〜7%程度の仲介手数料を徴収する。自社で在庫を保有しないため在庫リスクがなく、少ない固定費で幅広い商品ラインナップとスケーラビリティを実現している点が特徴。
海外ファッション・個人輸入代行という領域において、個人バイヤーのネットワークを軸にした独自のCtoCプラットフォームとして先行者的なブランド力を持つ。ZOZOTOWNのような大手ファッションECや、SHEIN・楽天などの越境ECサービスとは異なり、世界各地在住の個人が買い付けを行うことで、店舗では手に入りにくい海外限定品・現地価格帯の商品を扱えることが差別化要因となっている。
IR資料では、BUYMAの取引規模拡大に向けたマーケティング・SEO・ソーシャルメディア活用の強化が方針として示されている。また、BUYMA本体に加えて、旅行領域の「BUYMA TRAVEL」やライフスタイルメディア「STYLE HAUS」など周辺事業の育成にも注力しており、エンジニア職を中心に開発体制の強化を進めている。
コーポレートサイトでは「世界を変える、新しい流れを。」というメッセージを掲げている。社名の「エニグモ(Enigmo)」は「enigma(謎)」に由来するとされ、既存の枠組みにとらわれない新しいビジネスモデル(BUYMAのCtoC型パーソナルショッパー構想)の創出を志向してきた企業文化を持つ。
採用サイトでは「セルフスターター」「アウトパフォーマー」「チームビルダー」という3つの価値観を重視すると明示されており、自ら考え行動を起こせること、成果にこだわれること、チームで協働できることが評価軸になっているとみられる。社員同士が互いを称え合う「MVP表彰制度」など、相互尊重・風通しの良さを重視する社風も特徴。