サイボウズは「チームワークあふれる社会を創る」を企業理念に掲げる国産グループウェアの草分けで、業務改善プラットフォーム「kintone」を主力に、大企業向け「Garoon」、中小企業向け「サイボウズ Office」などを展開している。東証プライム上場(証券コード4776)で、独自の人事制度「100人100通りの働き方」や複業自由化などワークスタイル変革の先進企業としても知られる。
サイボウズは、会社の仕事を効率化するソフト(グループウェア)を作る会社です。主力の「kintone」は、プログラミングなしで自社に必要な業務アプリ(在庫管理や日報など)を自分で作れるサービス。ほかに大企業向けの「Garoon」、中小企業向けの「サイボウズ Office」、メールを複数人で共有できる「メールワイズ」なども提供しています。
クラウド版「cybozu.com」を中心としたサブスクリプション型のストックビジネスが収益の柱で、法人向けにID課金でクラウドサービスを提供している。kintoneはユーザー企業が自社の業務アプリを内製できるプラットフォームとして、サードパーティ製プラグインや開発パートナーによるエコシステムも形成しており、単なるツール販売にとどまらないプラットフォームビジネスの側面も持つ。
国産グループウェア/ノーコードツール市場における代表的プレイヤーの一社で、特にkintoneは中堅~大企業への全社導入が進み、大企業向け売上比率が拡大している。Microsoft 365やSalesforce、Slackなど海外大手SaaSとも競合するが、日本企業の業務実態に即した柔軟なカスタマイズ性と国内サポート体制、独自の企業文化・働き方改革の発信力で差別化を図っている。
kintoneの大企業への全社導入拡大とAI機能実装(kintone AIなど)の強化が中期的な成長ドライバーとされ、2025年10月にはkintone・Garoon・サイボウズ Officeに順次AI新機能を投入。加えて米国・中国・ベトナムなど海外市場での事業拡大にも継続的に投資しており、グローバルで戦える新サービスの開発も進めている。
企業理念は「チームワークあふれる社会を創る」。自社もその体現者たるべく「チームワークあふれる会社」を目指し、多様な人材が個々の事情に応じて働ける人事制度(かつての「100人100通りの働き方」から発展した個別マッチング型の人事ポリシー)を実践している。
自立し主体的に考え行動できる人材、多様性を前提にチームでの対話・合意形成を重視できる人、質問責任・説明責任を果たしながらオープンな議論ができる人が求められる。「チームワークあふれる社会を創る」という理念への共感や、既存の枠にとらわれず自分の働き方・キャリアを主体的にデザインする姿勢が選考で重視される傾向にある。